こんにちは。上杉惠理子です。
先日、映画『宝島』を見てきました。
昨年2025年9月に公開。アメリカ占領下の沖縄を舞台にした作品。見たいとは思っていたのですが、見るなら映画館がいいなぁと思っていたところチャンス到来!スクリーンに飲み込まれるような没入感で、映画館で見れて本当に良かった。
▼作品への感想は、ブログに書きました。
私は映画でもお芝居でも、見る前に下調べをしないのですが、見終わった後にメイキングからインタビューから見れるものは全部調べまくるタイプ。
いろいろ調べていて、おもしろい!と思ったのが、
映画『宝島』の「届け方」でした。
映画にも、マーケティングが働いています。
映画もひとつの「商品」で、どんなにいい映画でも作ったままでは見てもらえない。
映画館に届けて、そして観客というお客様に届けていく必要があります。
予告を作って流したり、試写会に映画評論家を呼んだり、大きな看板広告出したり、駅の構内をジャックしたり、バラエティ番組に俳優が出たり… いろいろな方法がありますし、
シーンの切り取り方、キャッチコピー、タイミングなどよく考えられていて、映画の宣伝はマーケティングを学ぶ教材になります。
映画『宝島』は製作費25億円をかけた超大作で、宣伝にもものすごくお金をかけそうです
一番力を入れたのは、9月の公開前に行った全国での試写会キャラバンだったそうです。
沖縄から本州、四国、北海道まで、大友監督と主演の妻夫木聡さんが全国25箇所を回ったキャラバン(場所によっては広瀬すずさんや窪田正孝さんなど他のキャストも参加)。
映画の上映のあとにトークショーを行い、妻夫木さんは「宣伝アンバサダー」の名刺を作って来場したお客様に手渡したそう。私も欲しかった!^^
監督のインタビュー動画で、この宣伝活動の話を聞いたとき「アナログな方法をとったんだな」と思ったんです。
でも監督はこれを「アナログ」と言わなかったんです。
「インディペンデントな方法」と表現したんです…!!
映画の宣伝の原点に戻ってやってみたい
お客さんの目を見て、手渡しするように届けたい
それを実際にやるアクションを、独立した/自立したの意味の「インディペンデント (independent) !!」
indivisual (個人的な)と言わないところも、センスいいなぁと思ったんですよね。
インディペンデントという表現をすることで、ひとりの作り手として、ひとりのお客さんに届ける。
自分で届けたい、ひとりの人間同士のやりとりをしたい、という思いをすごく感じました。
そのやりとりに、監督は大きな手応えを感じていらっしゃいました。
数としての広がりは、じわじわかもしれない。でも確実に、深く受け取ってもらっている。
情報が溢れ、商品が溢れる今の時代。一人ひとりの「人」に届けていくインディペンデントなマーケティングは、映画『宝島』から学べることだと思いました。
でもそれを、製作費25億円の大きな映画でやるというのが…すごい!!
というかこのテーマに、25億かけたところもすごい!!
なんてクレイジー!!←褒めてます^^
一人ひとり深く届ける「質」重視のマーケティングが、動員数や興行収入など「数」を引っ張ることができるのか。
この後も長く見守っていきたい。
作品としても、とても大事なテーマで、ぜひとも大事に広がってほしいな映画。
日程限定でも上映している映画館もまだあるので、良かったらぜひ見に行ってみてください♪ どっぷり浸かるためにも、映画館で見るのがおすすめ!!
それではまた。
上杉惠理子