アイデアを掴む観察力を磨く！／ 市原義文著『アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノート』

こんにちは。上杉恵理子です。

2023年5月に買いたこちらの記事で、顧客ニーズを掴む方法として「現場で、お客さんの動きを観察する」と少しご紹介しました。

お客さんが本当に困っていることは何？／顧客ニーズの掴み方 こんにちは。上杉惠理子です。昨日2023年5月12日の夜から、新しいマーケティング講座がスタートしました♪ 『弱者でも勝てるモ...

ニーズは、needs。
「必要としていること」の意味。

「お客さんにこれを伝えたい！」「こうなってほしい！」と提供者側が強い想いを持つことは大事ですが、それだけでは売れる商品にはなりません。

どんなに強い想いがあっても、それがお客さんの問題を解決したり満足させたり、顧客ニーズに合わないと売れません。

しかも、出会っていない未来のお客さんのニーズや、お客さん自身が気づいていないニーズに重なるととても強い商品になります。

でもそんな、気づいていないニーズを探すって、具体的にどうしたらいいの？と思いません？？

方法としてネット検索や方法がありますが、なんだかんだで大事なことは、

現場を観察すること。

この記事では観察力を高めてアイデアを生み出し、さらにそのアイデアを事業化するための一冊をご紹介します。

それがこちら！！

著者の市原義文さんはローソン時代の新浪社長に直々に引き抜かれ、ポンタカードを作った

ポンタの父！

他にもデジタルサイネージ広告やセルフレジなど、ご自身のアイデアでたくさんの企画を実現した方です。

市原さんの『アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノート』は

第1章　マネタイズのヒントは、必ず「現場」にある　ー「観察」ノート術

…観察力を磨くために、ぴったりの本ではありませんか！？！？^^ 

商品・サービスのネタや進化につながるアイデアを得るために、どう「観察」するかという具体例がいっぱい書かれています！！

ほんっと私たち人間って、見たいものしか見ていません。。。

逆に言えば、ちゃんと「見たい」と意識すれば、グッと情報が入ってくるようになります。

観察ノートにおすすめのメモ帳にどんなことを書けば、仕事のヒントになることを「見る」ようになれるか。

市原さんがご自身の経験をもとに伝えてくれています。

第1章だけでも、買って読む価値あり！！と思いましたね〜〜

ですが、この本はもちろんここで終わらず^^

商品・サービスに落とし込むまで、深めていくかの過程をちゃーんとこの本では書いてくれています。

アイデアがアイデアのままだったら、仕事にはならず、マネタイズ（＝収益化）しませんから。。

第3章 「捨てる」「分ける」「まとめる」　ー「整理」ノート
第4章　すべてのアイデアは「組み合わせ」　ー「組み合わせ」ノート 

整理ノートと組み合わせノートでは、A4方眼ノートを横書き使いで、アイデアを深めていく方法が書かれています。

市原さん愛用ノートはコクヨさんのセクションパッド。

• 5mm方眼なので、罫線より自由に文字が書けて、無地より線や図を綺麗に書きやすい！
• 一枚ずつ外して使えるので、 書き損じたり必要なくなったら捨てれば良い！綴じているノートより遠慮なくガンガン使える
• 横向きで使えば、一眼で見返しやすい！！

といったメリットがあるそうです。私もThink NOTE.という切り離せるA4横書き方眼ノートなのでナットク！

そして…

最終章 この「ひと手間」がお金を生み出す　ー「仕上げ」ノート術

この最終章では、ここまでやり切るからヒット企画になるんだと思わせてくれますし、もう一歩がんばりどころがわかります。

この『アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノート』は、表向きはノート本ですが、「どんなノートを使うか」「ノートに何を書くか」というノート術話は全体の1/3くらい。

超実践のビジネス本！！

特に、私のマーケティング講座を受けてくれた方に、「自分の商品・サービスをブラッシュアップするなら？」と考えながら読むことをおすすめしたい！！

私もこれ、保存の一冊だな〜 読み返す棚に入れます^^ 
そして、私ももっとノート書こうっと🎵

著者の市原さんは、私が出版スクールのコーチを最初にサポートさせてもらったおひとり。

ご経歴がすごすぎて、、、市原さんにお会いしたとき、なんで私がコーチなんだ？？？と思いましたね笑

この市原さんのご著書でさらに嬉しいのが

元ローソン社長で現サントリー社長である、新浪剛史さまの推薦帯があること！！

発売の２ヶ月ほど前に、市原さんから「星野代表にどうやって推薦帯を依頼しました？？」と質問のメッセージをいただきました。

私のときはスキー場で口頭ではOKもらっていたので、初稿ができたときにメールで正式にアポを取って、編集者さんとオフィスに行って原稿を渡して… という経緯をお伝えしました。

そしたら市原さん、「とても丁寧に依頼したのですね、なるほど」とおっしゃって。新浪社長には久しぶりのご連絡だったため、和紙の便箋にお手紙を書いて依頼されたそうです。

本書の中で、新浪社長とのエピソードもいっぱい書かれており、そちらもとても興味深いです。

市原さん、ご出版おめでとうございます！
そして、とっても濃厚なご著書をありがとうございました！

サポートさせてもらった方の本を読ませてもらうのが、コーチのお仕事の一番の幸せです^^

観察力を磨き、新しい商品・サービスを生み出したい方、ぜひお読みになってくださいね！！

想いから始めるマーケティング戦略コンサルタント
上杉惠理子