マーケティングのお悩み

すぐに会社を辞めるZ世代に大人気の職種

こんにちは。上杉惠理子です。

これを書いているのは2023年6月後半。

今、7月末の出版オーディションに向けた出版企画書づくりのサポートをしています。

今回サポートしているメンバーのひとりが、転職支援の会社をしている27歳若き経営者 Kさん。ご自身も若いこともあり、Z世代と言われる20代の転職相談をたくさん受けているそう。

企画書を作りながら、Kさんのお仕事のお話をたくさんお聞きしています。

せっかく入社してくれた新入社員が3年経たずに辞めてしまう… という企業の悩みは以前からありましたが、最近は1年経たずして、なんなら入社3ヶ月で転職相談に来る人もものすごく増えているんですって!

「会社は最後まで守ってくれない」と本当にわかっている世代で、「思っていたのと違う」となるとあっさり辞めてしまうそう。

転職を迷っている段階ではなく、辞めてからKさんのような会社に相談に行く人も増えている。

とはいえ、とても安定志向で、「最後は自分でなんとかするしかない」とも思っていて、スキル・経験が積める会社かどうかが最優先なんですって。

な、な、なるほど…!!

そんな20代に今、大人気の職種があるんですって!!

この職種だけ「応募がバズってる」んですって。

なんだと思います???

な、な、なんと!!

マーケティング職なんですって!!!

「みんな、マーケターになりたがっている」by Kさん。

へぇ〜〜〜〜!!!

私のマーケティング本が売れ続けているのは、こうした20代が勉強に使ってくれているからなのかしら???

おもしろーい!!と食いついちゃいました^^ 

といってもマーケター志望のZ世代のほぼ99%が

マーケティング職=SNS担当 と思っている!!!!!

営業やりたく無いからマーケティング

フルリモートでもパソコンの前で仕事ができそうだからマーケティング

…と思っている人がほとんど。

Kさんの会社では以前、自社のマーケティング担当さんがSNS広告のリーチ数やHPのアクセス数ばかり見ていて、そこからの問い合わせを営業担当に繋げられず全部流れて「大失敗」したことがあったそう。

「マーケティングは営業を楽にする仕事なのに」
「僕は絶対に、営業未経験者はマーケティング職に採用しない」
と若き経営者Kさんはおっしゃってました。

少し前までは、「マーケティングって何だと思いますか?」と聞くと「市場調査」「広告」と答える方が多かったのですが、今は「SNS」「WEB広告」なんでしょうね^^ 

私も営業とマーケティングの違いもわからないまま、星野リゾートにマーケティング職で転職したので、今のZ世代のことをとやかく言えないですけど笑

私にとって良かったのは星野リゾートに転職してすぐ、直属の上司が「マーケティングは魅力の原資をつくること」と教えてくれたことでした。

今あるものをなんとしてでも売って、しかも利益を出して、ホテルの次の滞在魅力を作るんだよと。

この言葉があったので、当時まだまだクレームだらけで、競合他社に負けまくってたトマムのマーケティングを頑張れたなぁ〜と改めて思い出します。

市場調査も、広告も、SNSもマーケティングの大事な手段のひとつだけど、マーケティングそのものではありません。

SNSでバズったり、HPへのアクセス数が増えるのも大事だけど、

売上をあげ利益をつくるのがマーケティングの仕事。

「マーケティングとはなんぞや」まだまだ語っていかねば、と思いました。

そして気づいたのですが…Z世代に辞めて欲しくない会社の皆様、Z世代社員に

SNSマーケティングを兼任させてはいかがでしょう???

あくまで「兼任」でOK!!彼らにとってはとてもやりがいになるし、発信まで手がまわらない企業側にはありがたい話ではないでしょうか?

ぜひお試しくださいませ!^^

それではまた!

上杉惠理子