街で見つけたマーケティング事例

「商品」はラーメンの味だけではない/『坂上&指原のつぶれない店』2020年1月19日放送

こんにちは!
想いから始めるマーケティング戦略コンサルタント
上杉 惠理子です。


TBSで日曜の夜に放送されている
坂上&指原のつぶれない店


2020年1月5日と19日の放送で「街のつぶれそうなお店を立て直す」コーナーに、「築地銀だこ」を経営する株式会社ホットランド 代表取締役社長、佐瀬守男さんが登場されました。

ご夫妻で経営する千葉県郊外の駅にあるイタリアン居酒屋さんが、佐瀬社長のアドバイスのもと8席のカウンター席のみのイタリアンラーメン「伊太そば」にぐっと商品を絞り込み、生まれ変わります。

1月5日の最初の放送での、絞り込みプロセスはこちらの記事でご紹介しました。

佐瀬社長が提案した商品の絞り込みが見事だった/『坂上&指原のつぶれない店』2020年1月5日放送 こんにちは。上杉惠理子です。 あなたが扱う商品の中で、メインの商品は何ですか?そう聞かれたときに一言で答えられますか? こ...


そして2019年12月19日のオープン初日の様子までが、2回目の1月19日に放送されました。

この2回目の放送で、ものすごくおもしろかった点が、絞り込みによる業態変更、新メニューの開発、内装変更に加えて

8席満席にした際のオペレーション確認

をしたことでした。

居酒屋さんのときの30数席とラーメン屋さんのカウンター8席。席数はぐっと減りますが、スピード感が全く違う!!

オープン日前に、佐瀬社長とそのお仲間で8席同時に満席した場合のシミュレーションを行い、最大50分待たせるという事態を経験するのです。

どんなに美味しくても、ラーメン屋さんで席に座ってから50分、いや20分も待たされるなんてありえない。

こんなことになったらどんなに美味しくても二度とお客様は来ないですよね。(私も二度と行かないだろうなぁ、、)


お客様が来てくださるかどうかは

商品そのものではないところ

にかなり、理由があります。


食事をいただく空間、提供時間の長さ、調理している様子の見せ方・伝え方、待ち時間の過ごし方、見送り方…

すべてひっくるめて「商品/Product」

だと痛切に伝えてくれました。

この後3日で、オペレーションの特訓をして無事にオープン初日を迎えます。 

オープン初日、雨模様で寒い中…ランチタイムから夜の営業が終わるまで、佐瀬社長がお店の外でずーっと傘差して見守り、出てくるお客さんの反応を
見ていらっしゃいました。

そして、目標の50食完売後、佐瀬社長が「お客さんの反応もよかったですね」と言いながら店内に入ってくる。

この佐瀬社長の姿に、私はものすごく感動…!!銀だこ、食べに行きます!!笑

そして、この伊太そばさんも、ご夫妻で変わらず頑張られているとのこと。ぜひ一度食べに行きたいと思っています^^

https://twitter.com/itasoba_mimomi?s=20

上杉惠理子