こんにちは^^ 上杉惠理子です。
みなさま、ご覧になってます??
2025年NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
NHK公式 『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
https://www.nhk.jp/p/berabou/ts/42QY57MX24/

今年の大河ドラマの主人公は、蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)。
浮世絵や小説などをプロデュースしてヒットさせた、江戸のメディア王です。
出版社であり、出版プロデューサー。
作品を書く作家ではなく、誰にどんな作品を書かせて、どうやって売るかを考え、実行してヒットさせた人。
つまり、江戸時代にマーケティングをやっていた人!!
大河ドラマで描かれるのは初の人物で、というか合戦の無い江戸時代中期が描かれるのも稀です。
2025年マーケティングは大河に学べ!ということで、このブログでも気になったところを書いています。
▼第1回を見ての記事はこちら▼

1月26日日曜日に第4回が放送になり…毎度毎度 江戸を舞台にマーケティングが実践されています^^
第1回で、吉原の遊女たちのために、さびれかけた吉原にお客を呼び戻そうと心に決める重三郎が描かれまして
第2回は吉原のガイドブック「吉原細見」を魅力的に改訂し
第3回は遊女たちをお花に見立てた吉原限定本「一目千本 華すまひ」を制作
第4回は呉服屋をスポンサーにした遊女たちの錦絵の発行
と、お金の工面やしがらみにぶつかりながらも、吉原のために打ち手を打っていきます。
もうここまでの4回までで、一通り、マーケティング講座ができちゃうくらいネタいっぱい!!!
印象的なシーンはたくさんあるのですが…
第3回「一目千本 華すまひ」を制作し、これがきっかけで吉原に本当に賑わいが戻るお話は、わかりやすくマーケティングの勉強になりましたね〜〜^^
「一目千本 華すまひ」というのは、吉原の中での自主制作本。
これを出したことで、寂れかけていた吉原が再びお客で賑わうようになるのです^^
まず、注目してほしいのが、重三郎のセリフ。
お客さんにどうなって欲しいか
お客さんを主語にして考え、お客さんがどうなるかを想像して言葉にしてみることは、マーケティング志向の基本!
ですが、、
「あなたの商品でお客さんにどうなって欲しいですか?」
と問いかけると
「どうなって欲しいって、どうなること???」
…と自分のビジネスだとフリーズ起こしちゃうことがよくあります。
重三郎は(というか脚本が?^^ )「お客さんにどう思って欲しいか」「どう行動して欲しいか」を軽やかにわかりやすく言葉にしていくのです。
「この本を手に入れる方法はただひとつ吉原のなじみになること。そうすりゃこの本欲しさに吉原に行くぞってなるだろ」
「どんな本なら欲しいと思ってもらえますかねぇ おれはこの本を見たみんなに、欲しいと思って欲しいんですよ」
「で、これ見本で。吉原のなじみになったらもらえるんで欲しい方がいたら、吉原に行けって」
↑いずれも第3回の重三郎のセリフ
お客さんにどう思って欲しいか!!
難しく考えず、シンプルに、
でも力強く、明快に
お客さんの気持ちや行動を想像することを、このドラマを見ながらかなり学べるのではと思います^^
私はNHKオンデマンドで見ていますが、テレビがある方はぜひオンタイムで♪
来週も楽しみです〜^^
上杉惠理子