街で見つけたマーケティング事例

さすがのファンづくり!/19年目のほぼ日手帳

こんにちは。上杉惠理子です。

4月1日ということで、「あ!手帳買わなきゃ!」と思い出し、昨日の朝に渋谷ロフトに行ってきました。 

これをお読みのあなたは手帳を、お使いになりますか? また、どんな手帳をお使いでしょうか?

私は2005年、大学院1年生になった年からこちらです。

コピーライター糸井重里さんの会社、ほぼ日が出している手帳です。

一番の特徴は1日1ページ、たっぷり書ける手帳。

大きいサイズを使ったこともありましたが、ここ数年は文庫本サイズで落ち着いています^^

2005年からだから、これで19冊め。

カバーの種類が多いのも、ほぼ日手帳の特徴。

私は昨年からこの、リアルレースを貼ったカバーを使っていて今年も継続です♪

スケジュールは一昨年くらいからデジタル移行したので、手帳といっても私の使い方は日々の雑記帳です。

使う筆記具はジェットストリームの4色ボールペンなので、おしゃれでもない。

ほとんど黒で文字ばっかり。

何を書くかというと

読んだ本、見たテレビ、行ったところ、食べたもの、「あ、それいい言葉」などなど。

人と話しているときに、メモすることもよくあります。

自分の考えを整理するために、文章を書くなぐることもよくあります。

これまでの18冊全て残していまして、「確かあれ、手帳に書いた気がする」と読み返したいとき、大体の年数がわかっていれば遡ることができる。

私にとっては手帳=ノートなのが、すごくいい検索機能なのです。

日々メルマガやSNSなど文章を書いていますが、どれも読み手がいます。

手帳は私が唯一、誰にも読まれないことを前提で書ける媒体。

もうなくてはならない存在になっています。

ほんっといろんなことを書いているので…

私が死んだら、手帳は全部棺桶に入れて一緒に燃やしてくださいー!

誰も読んじゃダメ!!笑

先ほど、新しい2023年4月始まり(ちなみに私は月曜始まり一択!)の手帳にカバーをかけました^^ 

ピカピカの手帳は嬉しいな〜〜^^

19冊めの、私のほぼ日手帳。

今回、こんなのがついていました。

ほぼ日手帳は1日1ページで、月間カレンダーやおまけページもあるので、365ページ以上あります。

紙を選ばないととんでもなく厚くなるし、手帳は書くものだから裏うつりしないとか書きやすいとか、条件が厳しい。

そうした条件をクリアして採用されてきたのが「トモエリバー」という紙。

私の2005年の手帳は、多少にじみがあるものの、今でも普通に読めます。これって意外とすごいことじゃない!?

このトモエリバーが、別の会社さんに譲渡されたとのこと!

これを機に改良した新しい手帳専用用紙をつくったそうです。

来年2024年から新しい紙に切り替えるとのこと。

それで、切替前年の今年、全ての手帳に2024年版から採用予定の新しい紙の試し書きがついてきたのです!!

文庫版サイズを80%縮小した試し書き用紙。

紙を変えなければいけない事情もよくわかるし、仕方ないことだと思います。

でも突然変えずに1年前から予告して、試し書きも入れて、ユーザーの感想を募ってから変えようとしている。

さすがだなぁほぼ日…!!

私は19年めのヘビーユーザーなので、別に紙を変えても使い続けるけれど、この対応は顧客として大事にされているなぁと感じます^^ 

ほぼ日はもともと、自分たちが欲しい手帳を作ろう!が最初でした。

2002年に最初出した後、毎年手帳アンケートを取り、毎年何か改良してきました。

ユーザーの声から、大きなサイズとか、分冊版とか、新しい手帳も出してきました。

自分たち(自社)の想いをスタートに、顧客の声を聞きながら進化していく。

まさに、私が『弱者でも勝てるモノの売り方 お金をかけずに売上を上げるマーケティング入門』で書いた、21世紀の3C分析の使い方そのもの!!

顧客を大事にするアクションの一つとして、試し書きを入れてくる。

ほぼ日のファンづくりアクションには、学ぶところがいっぱいです。

ますます好きになっちゃう❤︎

あなたは、ずっと使い続けているものはありますか?それはどんなところが魅力的ですか?^^ 

それではまた!

想いから始めるマーケティング戦略コンサルタント
上杉惠理子