マーケティングのお悩み

テストよりも進化を続ける商品企画の考え方

こんにちは。上杉惠理子です。

どうしたらオリジナルコンテンツをつくって、仕事ができるようになりますか?

起業を考えている女性から、こんなテーマでじっくりとお話する機会がありました。私は和装イメージコンサルタントとして、和創塾というきもの業界でオリジナルの講座を持っているので、そのときの立ち上げの経験をお話しました。

和創塾についてはこちら>> https://kimono-strategy.com/?page_id=327

新商品・新サービスを始めるとき、しっかり作り込んで、自信持って提供できる段階になってから売らなければいけない!と思っている方がたくさんいます。

ですが、大事なことは…

まず提供してみる

もちろん一定のクオリティは必要ですが、どんな商品・サービスでも、お客様に販売してみてフィードバックをもらって、改善を重ねて良くなっていくもの。

特に、講座やカウンセリングなど、無形サービスはお客様と共につくっていくところがあります。

私が持っている和装の着こなしの講座は、最初に4名の方からお申し込みをいただいたとき、講座のカリキュラム一覧しかありませんでした笑 実績はもちろんテキストもない。講座が開講して、毎回のレッスン前に出来立てホヤホヤのテキストを完成させていました笑 そして毎クール、改善を重ねていき、今のテキストと5年前の開講当初のテキストと比べると、全く違うものになっています。

まず提供して改善を重ねる。
この考え方も、会社員時代に星野リゾートで学んだことでした。

星野リゾートでは、「テストする」とはほとんど言いません。その代わり、「進化する」という言葉を皆でいつも使っていました。

北海道のトマムのマーケティング担当だったとき、2015年頃に夏に突然、ゲレンデに牛がいたことがありました。簡単な柵の中で、3頭くらいの白と黒の牛さんたちが草を食べているのを見て、私はナニゴトかとびっくり!

「ゲレンデに牛がいたけれど…何があったの??」と仲間に聞いたら、「トマムに牧場を作ろうという話があるんだよ」とのこと。

はぁ…牧場ってそんな簡単につくれるのかしら?というか、とりあえず牛を連れてきてみるって…と唖然としたことを覚えています。

私が3頭の牛にびっくりしてから数年後。今トマムには、とても素敵なファームができています!

https://www.snowtomamu.jp/summer/farm/

私も2019年夏にトマムに久しぶりに遊びに行ったとき、このファームでゆっくり過ごしました^^

トマムのファームで暮らす牛さんたちから牛乳を絞って、朝食のドリンクになったりアイスになったり。ヤギや羊、牛、馬と動物がたくさんいて、ハイジの世界のような、干し草のベッドがあったり。小さなお子さんがいるファミリー層はもちろん、女子旅やカップル旅でも人気だそうです^^

あの3頭の牛が突然いた風景を思い出すと、ものすごい進化!!

ある一定のレベルを想定してテストするよりも、まずやってみる。やってみて難しかったらやめたらいいし、手応えがあれば続けながら進化を重ねる。進化し続けることで、他社にはない商品企画ができる。とても大切な考え方、マインドです。

新商品・新サービスの一歩目、心から応援しています!

上杉惠理子