こんにちは。上杉えりこです。
昨日はコミュニティ ハナココロで、
クロコえりこのマーケティングTALK②MOTHER HOUSEにハマる理由を考えてみる
というトークイベントを開催しました♪
ハナココロ は「自分を生きる実験場」がコンセプトで、今年の7月から本格的にスタートしたオンラインコミュニティです。私もコンテンツホルダーのひとりとして、筆文字アートの楽しさをお伝えする会をこちらで開催しています。
さらに私、ハナココロ全体のマーケティングも担当しています。それもあって、ハナココロ内で好きな会社さんのことをマーケティング切り口で語る「クロコえりこのマーケティングTALK」も月1回ペースで始めた次第です。
先日選んだ会社さんが、私が10数年ずっと大好きなMOTHERHOUSEでした。
こちら↓は私のMOTHER HOUSEコレクションのニューフェイス Ren 2ウェイハンド♪ きものにも合うデザインが多くて嬉しい❤︎
MOTHERHOUSEは「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念に、バングラデシュでバッグ、ネパールでストール、インドネシアやスリランカでジュエリー、インドでお洋服…とアパレルのものづくりをして、直販する会社です。
MOTHER HOUSEの最新PV動画。こちらがわかりやすい!
https://youtu.be/_wDdfh9yk4E
昨日はマーケティングtalkだったので「MOTHER HOUSEは何を売っているのか!?」と
4P分析で考えていきました。
4P分析はマーケティングの基本フレームワークのひとつ。
Product 商品(包装なども含む)
Price 価格/支払い方法
Place 売る場所
Promotion 伝え方
全部含めて「商品」と考え、商品を整えていくために使う4P分析です。
MOTHER HOUSEを4P分析で考えたときに、おもしろいポイントはいくつもあるのですが、今回特にお伝えしたかったのが Price。
MOTHER HOUSEの価格帯は、バッグひとつ3〜5万円。ルイヴィトンと比べれば安いけれど、一般の服屋さんに並んでいるバッグと比べたら高い。
この価格帯で MOTHER HOUSEは、セールを一切しないのです。
創業して3年目頃には、新宿の小田急に出店しています(私もよく行きます^^)。
小田急デパート全体が夏や冬にセールをしていても、MOTHER HOUSEは一切、セールをしない。路面店でもオンラインでも、値引きをすることがない。
今もいろいろな百貨店や商業施設に出店していますが、どこも一切セールをしない。
創業時から ずーっとそうなのです。
※唯一、MOTHER HOUSEがやっている割引はポイント制度のみ。
参加してくれた皆さんも「えー!?」「セールしないの?!」とびっくりしていました^^
でね。大事なところが
私はセールをしないMOTHER HOUSEが大好きです。
セールを待ったり、セール中だからと焦ったりせず、
自分が本当に好きなものを必要なときに買えるから。
「これは安くなっていたから」と勢いで買ったりもしない。
さっきの↑ この墨色グレーのバッグは、半年以上ずーっと欲しくて悩んで、何度も何度もなんどもなんども…お店に見に行って選んだコです❤︎ あーやっぱりかわいい❤︎
セールだから買うのではなくて、商品がよくて買うというのは、生産地の作り手さんたちへの最高のエールにもなる。実際に、セールをしないことが、バングラデシュの自社工場の品質向上につながっているはずです。
また、私たちがお支払いしたバッグのお金は、コロナで日本の店舗がしまっても、バングラがロックダウンして工場がお休みになっても、スタッフの皆さんを雇用し続けられるお金にもなっている。
お支払いしてきてよかったと思う。
お支払いできる自分で嬉しいと思う。
セールをしないからこそ、MOTHER HOUSEがMOTHER HOUSEであるために、これが適正価格なんだと私は一人のファンとして納得しています。
セールや値引きは、お客さんのためになるとは限らないと、MOTHER HOUSEを見て私は学びました。
「お客様のために」「感謝祭」とうたってセールや割引を実施することはよくあります。ですが、本当に本当にその値引きはお客様のためなんだろうか?
売上をあげたい、在庫を減らしたい、など実は売り手の都合になっていないだろうか?…私自身にも問いかけたくなります^^;
価格には、その会社/売り手の在り方がそのまま出るのですね。
コミュニティ ハナココロ ではこういうマーケティング事例をお話しする会をこれからも毎月1回開催予定です^^ 月額参加費だけで聞けるのでぜひひと月からでも参加してみてください♪
想いから始めるマーケティング戦略コンサルタント
上杉惠理子